児童養護施設によると3月、被害を受けた幼児の保護者から相談を受けた。幼児らを寝かしつける際、下半身に触れるなどしており、事情を聴いたところ職員は「スキンシップのつもりだった」と認めた。
職員は08年4月採用。昨年4月から、2歳の幼児から小学校3年生まで約20人が入所する寮を住み込みで担当し、幼児、児童の身の回りを世話していた。
入所する幼児・児童は、親らから虐待を受けて児童相談所に保護された後、施設に預けられているケースが多いという。
子供を保護する立場の職員の行為について、施設の責任者は「保護者から相談を受けるまで把握できなかった。子供たちには申し訳ない」と話した。
岡山市こども企画課の奥野淳子課長代理は「虐待に当たるかどうか事実関係を調べ、施設を指導したい」と説明している。【石戸諭、椋田佳代】
【関連ニュース】
虐待:容疑の行司逮捕…3歳長男の背中ける 妻が被害届
大阪虐待死:死亡前日嘔吐、繰り返し暴行か 同居少年供述
2歳長男虐待死:母親に懲役7年の実刑判決 東京地裁
幼児虐待死:夫婦の主張に差、夫の判決確定…戸惑う裁判員
児童虐待:厚労省と文科省が指針策定
・ 男子バレー監督 部員にわいせつ 奈良の県立高(産経新聞)
・ SS、ベスーン容疑者を傷害などの容疑で追送検(産経新聞)
・ <掘り出しニュース>ジェフリーさん、宮本常一の「忘れられた日本人」を米国で出版(毎日新聞)
・ 砂川事件文書を開示=外務省、不存在から一転−日本側「密談」速記録(時事通信)
・ 民主、競輪トップ選手の長塚氏を参院選候補に擁立へ(スポーツ報知)